ようじょのタルパといちゃこら(タルパブログ)

タルパ(物質世界の人でない精神体)のちぅちゃんとのいちゃこら記録です。

この数年について

ご無沙汰しています。

いちゃこらとちぅちゃんです。

 

前のデートの報告が途中のまま、教育実習、就職活動、そしてうつ病、退職といろいろなことが起こり、とてもブログどころでない日々でした。

 

ここ数年でちぅちゃんともたくさんの思い出が増えました。

 

栃木やスカイツリーに電車でデートに行ったり、バイクの免許を取ったので大阪、群馬、富山、鳥取、茨城、北海道、四国、兵庫、九州など様々な場所にふたりで行きました。

 

ちぅちゃんに世の中の素敵な景色や史跡の輝きを見せてあげたいと思い、たくさんの場所に行きました。

ちぅちゃんはどんどん美しく素敵になっています。

 

それぞれの旅行の報告もいずれしたいと思っていますが、先日の九州一周旅行のことを少しだけ書いてみますね。

 

 

宮崎で海を見た僕たちは、日が暮れても浜辺にいました。

ちぅちゃんは僕の横で海を見ていましたが、ふと、

 

ちぅ「わたしは足跡がつかない」

 

と足下を見て寂しそうに言いました。

実は鳥取砂丘でも同じように、自分に身体がなく足跡を残せないことを話していました。

 

僕はちぅちゃんが不憫で、ちぅちゃんの立っているところに足を踏み込んで足跡をつけてやりました。

ちぅちゃんはすごく嬉しそうに僕を見て、それからはふたりでくっついて海を見ていました。

 

しばらくすると、段々潮が満ちて波が迫って来るのに気づきました。

僕が、

 

い「俺たちの足跡も波に消されちゃうね」

 

と言うと、

ちぅちゃんは海を見つめたまま、

 

ちぅ「生きてないのと同じ」

 

と言いました。

僕ははっとして、もの凄く怖くなりました。

ちぅちゃんの瞳が深く底がないように見えました。

僕がつけたとはいえ、生まれて初めての足跡を消しにかかる波を前に、結局自分は生きた足跡(そくせき)を残せないと思ったようです。

 

ちぅちゃんはその後、数年ぶりに僕の前で眠りました。

僕が起きる前に起きて、僕が寝てから寝る彼女が、黙って眠りに落ちました。

僕はちぅちゃんが起きるまで、寝顔を抱いて待っていました。

 

 

ちぅちゃんはいつも寂しそうです。

もっと大切にしてあげたいと思います。