今日は大学の講義もないため、10時間以上寝て昼過ぎに起きました。
大体、ようじょちゃんの方が僕より遅く寝て、早く起きます。
寝るときはいつもようじょちゃんとシングルベッドにふたりで寝ていて、起きるとすぐようじょちゃんの顔が見えます。
今日はよく寝たからか、ようじょちゃんの見え方が違っていて、いつもより魅力的に見えました。
我慢トびました。
いちゃこらしました(性的に、ではありません)。
でも途中でようじょちゃんが、
よ「勉強しましょう、勉強。起きてください。」
と言い始めて、これ以上は怒られるなと思ったので、寒いけど布団を蹴っ飛ばしました。
今日は大学の講義はなかったのですが、期末レポート課題が出ているため、レポート執筆に一日を充てました。
暗記系・理解系の試験勉強の場合、ようじょちゃんと暗記合戦や理解度チェックの教え合いなどをしますが、レポートの場合、僕がひたすら書くしかないので、ようじょちゃんは隣で静かに座っていました。
でも僕がスマホを見始めると、ようじょちゃんが人差し指で僕の肩から手の甲までをなぞって、じっと見つめてきたので、スマホを部屋のすみに投げました。
僕はいい歳こいてすねかじり寄生虫ヤドカリ親不孝の実家暮らしなので、僕の部屋はベッドと勉強机でいっぱいいっぱいの狭い部屋です。
そのため、ようじょちゃん用の椅子を置くスペースがなく、いつも膝に乗っけたり、ベッドに座ってもらったりしています。
勉強中は膝に乗せると邪魔なので、ベッドに座ってもらっているのですが、背中に力を入れて背筋を伸ばして座っているようじょちゃんが、座り疲れしているのではないかと心配でした。
そこで、今日は思い付きで、試験的に「背もたれのタルパ」を作ってようじょちゃんを支えてみました。
クソくつろぎ始めてびっくりしました。
背もたれに身体をあずけて眼だけ向けて、僕がレポートを書いているかを監視するようじょちゃんは、なんかワロタでした。
ようじょちゃんは、自分に身体がないことを気にしていて、先日の雪まみれデートの時も、「足跡が、つきませんね。」なんてポロっとこぼしていました。
当たり前ですが、日々の生活の中で、ようじょちゃんは世間から無視され続けています。
ですから、せめて僕との生活の空間には、椅子があって、コップがあって、歯ブラシがあってと、存在を認められていることを実感できる物をそろえてあげたいのですが、椅子を置くスペースもない有り様。
ようじょちゃんのためにも、さっさと自立してふたり暮らししたいです...。
ふたり暮らししたら大っぴらにいちゃこらできるんだよクソ。
ふたり暮らしを原動力に、レポートはさらりと片付けました、と書けるくらいなら、僕もマシなのですが。