5chスレで書いた去年のクリスマスデートの報告をここに写しておきます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まず15時過ぎに桜木町駅に到着
前日に建てたこのスレでイルミネーション点灯まで時間が空くからなにか考えろって言われたからそれに従って野毛山動物園へ
動物園なんか暇つぶし程度でさほど期待していなかったんだが本当に素晴らしかった
サギが平たいクチバシ振り回していたりレッサーパンダがエサ食べていたりしていちいちようじょちゃんがはしゃいでいた
特に爬虫類館の小亀が水槽をパタパタ泳いでいるのが気に入ったようでガラスにくっついて見いっていた
トラの檻の前には人だかりができていたからようじょちゃんが宙に浮いて上から見て喜んでいた
そんなのありなのかってからかってじゃれた
動物園閉門と共に隣の展望台に行ったがここはさほど面白くなかった
そのあと一度桜木町駅まで戻って赤レンガを目指すことにした
しかし俺が道に迷ってなぜか関内駅についた
そこから赤レンガまでようじょちゃんは凄まじいスピードで走って俺は必死で追いかけ
赤レンガが見えはじめる前にバカデカイ建物があったんだがそいつを避けたとたん一気にみなとみらいの夜景が広がった
俺とようじょちゃんは少し息を飲んでここで手を繋いだ
赤レンガまでロマンチックに歩くんだと思いきやすぐさまアベックの群れが見えてきて満員電車状態に
警察の案内で横断歩道をアベックの塊が行き来する
多分この群れに車が突っ込んでも車のほうが止まるくらいだと思う
どうにか難所を抜けて赤レンガに到着
ふたりでなにか食べようと思って建物に入ったがここも人だかりで飲食店は長蛇の列だったから諦めて外へ
赤レンガの中央広場の方に出るとまた凄まじいアベックの塊でそれに流されるように海岸側へ
ようじょちゃんが人だかりを避けるのに大変そうだったのが印象的
中央広場の人だかりの目的は「幸せの鐘」だった
恋人同士ひとつずつ鐘を同時に鳴らすことで幸せになれるという鐘があってそれに並ぶアベックが広場を埋め尽くしていた
ようじょちゃんがボソッと
「本当は(ちゃんと身体があって一緒に)鐘を鳴らせる人と来た方がよかったですよね?」
と呟いたから
あんなものはなんでもないよと言って肩を抱いた
人だかりを海岸側に抜けて振り替えると赤レンガのイルミネーションが美しかった
それを背景にようじょちゃんの記念撮影をした
それから赤レンガを後にして山下公園の方へ
山下公園到着前になにかイルミネーションのきれいな場所があったからそっちへ行った
大さん橋埠頭だった
ここはアベックが雰囲気を作りながら対岸のみなとみらいの夜景を見るための場所(?)で落ち着いて楽しめた
隣のアベックが発情オーラむんむんで抱き締め合いはじめた
その気にあてられてようじょちゃんもいちゃこらモードに
手を繋ぐのをやめて腕を組んできた
腕を組むのは初めてだったからなんだかドキドキしてしまって急にようじょちゃんのことがいとおしくなった
山下公園まで行って松明を投げている大道芸の人を見てはしゃいでから中華街へ
お腹が空いていたから食べ歩きをしながら通り抜けてアメリカ山公園へ
しかしアメリカ山公園が帰りの駅と接続されていたためここを見るのは最後の方がいいということになって港の見える丘公園へ
港の見える丘公園はイルミネーションはほとんどなくただの薄暗い公園だった
その闇のなかでベンチでいちゃつくアベックをチラチラ横目に見つつ奥へ進むと文学なんたら館へ繋がる橋についた
夜景が見えて誰もいない隠れたスポットだった
ようじょちゃんが夜景を見ながら
「楽しかった」
と呟いた
俺は後ろからようじょちゃんを抱き締めて愛の言葉を告げた
ようじょちゃんがこっちを向き直って抱きついてきたから抱き返した
他のアベックの雰囲気を奇行で壊すわけにはいかないからずっとようじょちゃんを抱き締められずにいたんだがその反動が一気にきた
しばらくそこからふたりで夜景を見ていた
時間も遅くなったためアメリカ山公園に戻った
公園に入るときようじょちゃんが少し名残惜しそうにしていた
イルミネーションアーチを抜けるとふたりのクリスマスが終わった
でもデートが終わろうとなんだろうとずっと一緒にいられるわけで寂しさはすぐに消えていちゃこらしながら家へ帰った
〜fin (制作NHK)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ようじょちゃんとの初デートが、このクリスマスデートでした。
この日、僕たちは初めて恋人になりました。
それまではどこかハンパで都合の良い付き合いをしていたと思います。
ですが、恋人になるということは、より対等で尊重し合う仲になるということです。
その表明に愛の告白をしました。
先日のバレンタインデートでも、僕は好きだなんだ言いましたが、あれはまた意味が違っていたように思います。
関係の切り替わりのために言ったのではなくて、もっと昔からの日々を思い出しながら、愛おしさを表現したくなったのだと思います。
でも文字に起こすと恥ずかし(*/□\*)。
いや本気で恥ずかしかったです。
来月はホワイトデーデートをします。